ニンテンドーDSi

というわけでつらつら思ったことを。

電源ボタンが内側に

これは普通にいい変更。あのちょっとやそっとでは押されないはずのDS Liteの電源ボタンでさえ、カバンの中に放り込んでおけばいつの間にか押されてたりするしな。

画面が大きく

まあせっかくだから程度なんじゃないかなあ。どうせハードウェアはごっそり新設計になるのだし、的な。もしくはDS Liteとの部材の共通化は避けたかった可能性(供給逼迫時のことを考えて)とか。

カメラ

最大の変更とは言われてますが。30万画素という割りきりがいかにもDS的。そのままカメラとして使う気はぜんぜんなくて、撮った写真をあれこれ加工するのにDSの処理能力で扱える限界とかを考えたんだろーなー。

ストレージ内臓 + SDカードスロット搭載

はいきましたよついに待望のストレージ! 正直PSPより先にDSに内臓ストレージが搭載されるとは思わなかった。すごく控えめだけど革命的な変更。これさえあればハードウェアが変わらなくてもソフトウェアでバリバリ修正できちゃう優れもの。これがなかったばかりにDSのWEP問題は大放置なわけですが。

これ、カメラも使える新ピクトチャットとか出そうだよなあいかにも。あとはWiiと連携して動かすためのDSiウェアとかもバリバリ出てくるんではあるまいか。

DS iショップ

そしてきましたよ。もっとも普及しているハードにオンラインソフト販売ができちゃう環境の登場です。しかもメインメニューにガッツリ項目入ってるし。


総合してみるとiPod TouchとかiPhoneと戦うぜ的な雰囲気がぷんぷん。
キーワードは「ソフト化」あるいは「サービス化」だと思う。
ひとり一台、他ハードとの連携はしない、ってラインを抑えるべく、無線LAN環境さえあればいちおう単体で解決することを目指してDSを基盤に「サービス」を提供するために必要なものを載せてきた、って感じ。発表における「第3のプラットフォーム」という(おそらく意図的に)オーバーな表現が、目指してるところを物語ってると思う。ハード的拡張をするためのGBAスロットが消え、代わりにストレージが入った、というのが象徴的。

カメラとか液晶とかはおまけ的に思えちゃう。マジコンへのハード的対策もしてるんだろうけど、それ以上にサービスによって対策しちゃえ的雰囲気を感じます。ヘンなことしなくても便利なら(一部のマニアは除いて)みんなヘンなことしないよね、的な。
あとこれで教育用SDKとかが配布されてソフトの公開もできるとかすれば超魅力的なんだけどなあ。さすがに無理かなあ。